こんにちは。ブログを始めるきっかけ等の説明もないですが、これからメモ程度に仕事で(+自分にとって)役に立ちそうな情報を書いていこうと思います。
第一回は「弊社AppLovinのSDK iOSへの導入手順」です。一応ガイドラインのドキュメントは英語版であるのですが、度々ご質問を頂くので実際にやった手順を改めて書いてみたいと思います。
まず弊社のサービスを利用するのに必要な超大まかな手順は、1. アカウント作成 2.SDK実装 、以上です。今回は1,2についてもう少し掘り下げて説明します。
1. アカウント作成
1-1. AppLovinホームページ(https://www.applovin.com/)に行く、右上の"SIGN UP"をクリック。
1-2. 必要な情報を記入して、"Sign Me Up"をクリック。その後、"Thank you for signing up..."のメッセージが表示されて、登録したメールアドレスに登録完了のメールが行く。
1-3. トップページ(https://www.applovin.com/)に戻り、"SIGN IN"をクリックして登録したEmailとPasswordを入力後"SIGN IN"をクリック。その後2段階認証に遷移するので、登録した電話番号のSMSを確認して、届いたコードをフォームに入力して"VERIFY"をクリックしてください。登録したメールドメインによってはアカウントが使用できるまでに少しお時間を頂くので、ログインできない場合は申し訳ないですがお待ちください。すぐに使えるようになります!(できる限り早くご対応します。)
1-4. ダッシュボード画面につながり、今後はその画面でアプリ広告による収益を確認できるようになります。
2.SDK実装(ここからが本題)
2-1. 導入方法の確認
ダッシュボード画面右上のTabを"Docs"タブをクリック。Android/iOS/Fire OSとOSごとにドキュメントが用意されています。今回はMediationを使用しないので、iOS -> iOS SDK integrationを参照(https://www.applovin.com/integration#iosIntegration)します。(もしMediationを使用する場合やAdobe Air/Unityで開発されている場合は、対応する項目をご参照ください。)
2-2. SDKダウンロード
ドキュメント上部にある"Download SDK"から(https://www.applovin.com/downloadSDK?type=ios)からAppLovin SDKをダウンロード。
2-3. SDKのインポート
xCodeで対象アプリ(プロジェクト)を開きます。左側のタブで"Project Navigator"を表示します。次にFinderから先ほどダウンロードしたSDKフォルダ(applovin-ios-sdk-4.4.1)を開くと、中に"AppLovinSDK.framework"があるのでドラッグ&ドロップしてプロジェクト内に追加する。その際にオプションを聞かれるので、Destinationの"Copy items if needed"とAdd to targetsの一番上にあるアプリ(例では test app)にチェックを入れて"Finish"をクリックすると、SDKがプロジェクトにインポートされる。
2-4. Frameworkの追加
"Project Navigator"で一番上にあるプロジェクト(例ではXcodeアイコンのtest app)をクリックして、プロジェクト設定画面を開く。"TARGETS"内の一番上にあるアプリ(例: test app)を選択し、"General"タブを開く。下の方までスクロールをすると、"Linked Frameworks and Libraries"があるので、ここに必要なFrameworkを追加していく。"+"をクリックすると、追加するFrameworkを検索する画面が出てくるので、そこで下記のFrameworkをそれぞれ検索して"Add"をクリック。またAppLovinSDK.frameworkに関しても、同様に紐づける必要があるが検索してもでてこないので、"Project Navigator"からドラッグ&ドロップして追加する。
2-5. SDK Keyの登録
"Info.plist"でSDK keyの情報を追加します。"Info.plist"をクリックすると、右にプロパティ設定画面が表示される。一番上にある"Information Property List"にカーソルを当てると、"+"と"-"が表示されるので、"+"をクリック。"Key"としてAppLovinSdkKey、"Value"としてドキュメント内にあるSDK keyを入力する。またSDK keyはhttps://www.applovin.com/integration#tvosIntegrationからも確認できます。
(Swift開発者のみ)2-6. ブリッジファイルの作成
AppLovin SDKはObjective-Cで書かれているので、Swift上で使用するにはブリッジさせる必要があります。"Project Navigator"内でアプリフォルダ(例ではtest app)を右クリック-> New File... -> Header Fileを選択し"Next"-> ファイル名を入力してTargetで一番上にあるアプリ(例ではtest app)にチェックを入れて"Create"でブリッジファイルが作成される。作成したファイルに(例では12行目)#import <AppLovinSDK/AppLovinSDK.h>の一行を追加する。
(Swift開発者のみ)2-7. ブリッジファイルを有効にする設定
2-4と同様に"Project Navigator"からプロジェクトをクリックして、設定画面を開く。(a). "Build Settings"タブ(また対象は"All"&"Combined")を選択して、設定の中から"Other Linker Flags"の行を見つける(右上の検索フォームで簡単に文字検索できます)。右の値部分をダブルクリックするとポップアップが出てくるので、 "+"をクリック-> "-ObjC"を入力して値を追加する。次に(b). ブリッジファイルのPathを設定します。同様に"Build Settings"タブの中から、"Objective-C Bridging Header"の行を見つけて、右の値部分をダブルクリックし"$(SRCROOT)/$(PROJECT)/testapp-Bridging-Header.h(ブリッジファイル名)"を入力する。
2-8. SDKの初期化と全画面広告の表示テスト
試したい画面のViewController内で、以下のコードを入力してみてください。とりあえず下記のコードさえあれば、全画面広告が表示されるようになります。めでたし、めでたし!
注意点としては、初期化ALSdk.initializeSdk()はアプリ起動時に行っておくと、バックグラウンドで広告を事前に読み込んでおけるので良いです。私のサンプルアプリ(Github: https://github.com/kattakum/AppLovinSDK_Sample_iOSApp)ではAppDelegate.swift内のdidFinishLaunchingWithOptionsで行ってます。
// SDK初期化。
let AL = ALSdk.initializeSdk()
// 全画面広告が出せる状態か確認。
print("Interstitial ad is available: ", ALInterstitialAd.isReadyForDisplay())
// 全画面広告が出せる状態のときに、全画面広告を出す。
if(ALInterstitialAd.isReadyForDisplay()){
ALInterstitialAd.show()
}else{
}
今回のiOS SDKの導入方法はCocoaPodsを使わないDocumentに沿った方法なので、また時間があるときにCocoaPodsを使ってる人向けに簡単な導入方法を紹介します。
みなさんAppLovinSDKの導入は簡単にできるので、めげないで下さいね。ご不明点等があれば、お気軽にtomoya.katagi@applovin.comまでご連絡ください!
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